正倉院展をきっかけに、奈良のまちなかや商店街を歩く楽しさを届けてきた「あるくん奈良スタンプラリー」。2005年の前身企画から、毎年のテーマやマップ、景品、奈良のまちの移り変わりとともに歩んだ20年を振り返ります。
第77回正倉院展をメインテーマに、2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」にちなみ、大和国を発展させた豊臣秀長ゆかりの地を紹介。正倉院文様グッズや奈良のお土産などが当たり、ゴールは中川政七商店三条店前でした。
第77回正倉院展:
牙笏、木画紫檀双六局、鳥毛篆書屏風、瑠璃坏、黄熟香、桑木阮咸などを出陳。遊戯具・香木・楽器など多彩な宝物が並んだ。
出来事:
興福寺北円堂の弥勒如来坐像修理完成を記念し、北円堂の国宝仏が特別展で約60年ぶりに寺外公開された。
「正倉院展」をメインテーマにしながら、「奈良・平城京と藤原氏・春日大社」をサブテーマにしたいと思います。テーマに関わりのあるスポット、エピソードを紹介しています。
第76回正倉院展:
新羅琴、紫地鳳形錦御軾、花鳥背円鏡、黄金瑠璃鈿背十二稜鏡などを出陳。再現模造品も展示され、宝物への理解を深める構成となった。
紙のガイドマップのスタンプラリーに加えて、コロナ対策でデジタルスタンプラリーを実施しました。
奈良国立博物館「正倉院展」だけでなく、奈良のお茶にまつわるスポットを紹介しています。京都国立博物館の特別展「東福寺」とリンクしました。
第75回正倉院展:
九条刺納樹皮色袈裟、鳥草夾纈屏風、平螺鈿背円鏡、楓蘇芳染螺鈿槽琵琶などを出陳。染織・鏡・楽器の名品が紹介された。
出来事:
こにし夜市・もいちど夜市など、小西さくら通り商店街ともちいどのセンター街の連携イベントが復活・継続。コロナ後の商店街に、夜のにぎわいを取り戻す動きが見られた。
紙のガイドマップのスタンプラリーに加えて、コロナ対策でデジタルスタンプラリーを実施しました。
奈良国立博物館「正倉院展」だけでなく、奈良のお茶にまつわるスポットを紹介しています。京都国立博物館の特別展「茶の湯」とリンクしました。
第74回正倉院展:
白石鎮子、全浅香、漆背金銀平脱八角鏡、鸚鵡臈纈屏風、象木臈纈屏風、銀壺などを出陳。東西交流を感じる宝物が目立った。
出来事:
春日大社若宮社の御造替が完了。春日若宮おん祭とも関わる若宮信仰に注目が集まった。第一次大極殿院の大極門が復原完成。
コロナ禍のなかで、2年ぶりにスタンプラリーを開催。妖怪書家の「逢香auka」さんに、疫鬼悪鬼を退散の願いを込めて「栴檀乾闥婆(せんだんけんだっば)」を描き下ろしていただきました。トートバッグと絵はがきは大人気でした。
第73回正倉院展:
螺鈿紫檀阮咸が奈良で25年ぶりに公開。漆金薄絵盤、花鳥背八角鏡、刻彫尺八なども出陳され、天平文化の華やぎを伝えた。
出来事:
元林院町に中川政七商店の複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」が開業。中川政七商店 奈良本店を中心に、カフェや飲食店も入り、奈良の工芸・食・観光を発信する新たな拠点となった。
スタンプラリーとしての開催はありませんでした。
奈良の町の中を歩いてもらうことで、少しでも正倉院展のすばらしい宝物に触れてもらうことができればということで、8つの商店街の「推し宝物」のポスターを作成し、8つの商店街毎に今回出陳の「推し宝物」ポスターを掲示しました。
第72回正倉院展:
コロナ禍の中で開催。平螺鈿背円鏡、墨絵弾弓、花氈のほか、武器・武具や薬物も出陳され、疫病と祈りの歴史にも関心が集まった。
出来事:
新型コロナウイルス感染症の影響により、夜市などの商店街イベントも中止が相次ぎました。旧きらっ都・奈良が、創業支援施設「BONCHI」としてリニューアルオープン。三条通で「春日表参道 SUN DAYS PARK」がスタート。
万葉集ゆかりの景色やスポットを巡る「奈良の都はあをによし」マップを制作。御即位記念と第71回正倉院展に合わせ、表紙や中面に英語表記を加え、外国人観光客にも楽しめる内容としました。
第71回正倉院展:
御即位記念の年。七条刺納樹皮色袈裟、赤漆文欟木御厨子、紅牙撥鏤尺、緑牙撥鏤尺、礼服御冠残欠など、皇室との関わりを伝える宝物が並んだ。
出来事:
もいちど夜市は第2回から小西さくら通り商店街も参加し、「もいちど夜市・こにし夜市」へ発展。昼の観光だけでなく、夜に商店街を楽しむ取り組みが定着し始めた。
「奈良は、平城京からお寺とともに!」をテーマに、平城京や寺社の歴史を紹介。第70回正倉院展や、約300年ぶりに再建された興福寺中金堂など、奈良の歴史的な節目とも連動した内容でした。
第70回正倉院展:
平成最後の正倉院展。平螺鈿背八角鏡や山水図などが出陳され、螺鈿・琥珀・トルコ石を用いた華麗な天平工芸が見どころとなった。
出来事:
東向商店街の入口アーケードサインが、木の軒を思わせる意匠に一新。興福寺中金堂が約300年ぶりに再建落慶し、平城宮跡歴史公園も開園。奈良の新たな観光交流拠点が整いました。
「We love 鹿!」をテーマに、奈良の鹿の魅力を特集。鹿愛護会の活動や人気の鹿「白ちゃん」など、鹿にまつわる読み物を充実させ、鹿のお土産セットなど奈良らしい景品も用意しました。
第69回正倉院展:
羊木臈纈屏風、玉尺八、緑瑠璃十二曲長坏、金銅水瓶、伎楽面迦楼羅などを出陳。西方文化の影響を感じる宝物が目立った。
出来事:
東向北商店街と花芝商店街で「きたまちマルシェ」が始まり、東向商店街では入口サインのデザインコンペを実施。奈良市観光センターは「ナラニクル」として、カフェを備えた観光拠点に生まれ変わりました。
春日大社第60次式年造替に合わせ、奈良のまちなかに祀られる神様を紹介。赤を基調とした華やかなマップで春日大社や正倉院展とのつながりを表現し、2か所にゴールを設けて実施しました。
第68回正倉院展:
漆胡瓶が18年ぶりに出陳。鳥木石夾纈屏風なども並び、シルクロードを思わせる国際色と、聖武天皇の宮廷生活を感じさせる内容だった。
第10回記念は「奈良イケメン!」がテーマ。仏像や奈良ゆかりの人物を親しみやすく紹介し、ボランティアガイドによる「奈良イケメン仏像ランキング」など、遊び心のある読み物と企画を展開しました。
第67回正倉院展:
七条褐色紬袈裟、彫石横笛、彫石尺八、紫檀木画槽琵琶、漆鼓などを出陳。信仰と音楽に関わる宝物が充実した年。
出来事:
きらっ都・奈良に起業家支援拠点「NARA EGG」が開設され、相談窓口やコワーキングスペースを整備。旧ならまち振興館は「鹿の舟」として生まれ変わり、ならまち南部の観光交流拠点となりました。
奈良に伝わる民話や言い伝えをテーマに、おすすめのまち歩きコースを紹介。手ぬぐい、花札、奈良モチーフの雑貨や手帳などに加え、奈良市内ホテル・旅館のペア宿泊券も景品として用意されました。
第66回正倉院展:
天皇皇后両陛下傘寿記念。鳥毛立女屏風4扇が15年ぶりに出陳され、御床・御床畳残欠など聖武天皇ゆかりの調度も注目された。
古墳の解説やガイドポイントを盛り込んだ、奈良の歴史を楽しく学べるマップを制作。抽選方法はガチャガチャからガラポンへ変わり、古墳クッションや木製鹿キーホルダーなど個性的な景品も登場しました。
第65回正倉院展:
漆金薄絵盤、平螺鈿背円鏡、屏風類などが出陳。華やかな工芸とともに、正倉院宝物を守り伝える保存・修理の営みにも注目が集まった。
出来事:
もちいどのセンター街に夢長屋が開業し、チャレンジショップから本格出店への流れが進展。近鉄奈良駅前の行基広場には大屋根が完成し、きたまち転害門観光案内所も開所。奈良の玄関口ときたまちの観光案内機能が充実しました。
商店街、ならまち、きたまち、JR奈良駅から近鉄奈良駅までを複数のマップで紹介。ガイドポイントも整理され、平城京条坊図ハンカチや奈良イラスト地図など、歴史と地図を活かした景品が充実しました。
第64回正倉院展:
螺鈿紫檀琵琶、木画紫檀双六局、瑠璃坏、銀平脱八稜形鏡箱などを出陳。宮廷の音楽、遊び、古代ガラスの魅力が感じられる構成。
出来事:
旧鍋屋交番を保存・改修した「きたまち案内所」が開所し、観光案内や地域活動、奈良女子大学の研究拠点に。もちいどのセンター街には、起業支援施設「きらっ都・奈良」も開業しました。
JR奈良駅から近鉄奈良駅、ならまち、きたまちを広く紹介し、地元ならではの話を聞ける「ガイドポイント」が登場。スタンプを集めると奈良らしい景品が必ず当たる「ガチャガチャ」も始まりました。
第63回正倉院展
金銀鈿荘唐大刀、斑犀把漆鞘銀漆荘刀子、出蔵帳など、刀剣や文書が充実。宝物の伝来や保存の歴史にも目を向ける内容となった。
出来事:
大寺ミュージアムが開館。東大寺に伝わる仏像・工芸・古文書などを保存・公開する拠点が整備された。
平城遷都1300年祭の年に、スタンプラリーと「まちなかバル」を同時開催。商店街や観光地を巡る企画に、チケットを使って飲食店をはしごする楽しみが加わり、まちなか回遊が大きく広がりました。
第62回正倉院展:
平城遷都1300年、光明皇后ご遠忌1250年の年。螺鈿紫檀五絃琵琶、種々薬帳、銀壺、漆胡樽など、代表的な名宝が多数出陳された。
出来事:
平城遷都1300年祭で奈良が注目を集めた年。まちなかバル、奈良マラソン、なら瑠璃絵が始まり、第一次大極殿が復原。JR奈良駅の高架駅舎も完成し、観光とまちなか回遊の拠点整備が進みました。
「あるくん奈良スタンプラリー」の名称が初登場。「かわいいモノ」「神さま・仏さま」「明治の風情」「額と看板」の4コースを設定し、正倉院展や夜の観光企画とも連動しました。
第61回正倉院展:
天皇陛下御即位20年記念の年。楽毅論、緑牙撥鏤把鞘御刀子、斑貝鞊御帯残欠など、正倉院を代表する優品が多く紹介された。
出来事:
もちいどの夢CUBE開設後、センター街の通行量が30%アップ。景観調和デザイン賞会長賞の受賞や「新・がんばる商店街77選」選定など、商店街活性化の成果が見え始めた。
正倉院展周辺の店舗や観光施設、まちの見どころを写真付きで紹介。ロゴや冊子のデザインもよりカラフルになり、スタンプを集めるだけでなく、まち歩き冊子として楽しめる内容へ発展しました。
第60回正倉院展:
節目の開催として、全浅香、刻彫尺八、平螺鈿背八角鏡、白瑠璃碗、紫檀木画双六局などを出陳。香木・ガラス・遊戯具が目を引いた。
出来事:
奈良市中心市街地活性化基本計画が認定。平城宮跡歴史公園が事業化。平城宮跡を保存・活用し、奈良時代を今に感じられる国営公園として整備が進められる。
「はじまりは正倉院展」の名称が定着。正倉院展周辺と奈良のまちなかを巡る冊子型マップを制作し、ポストカードの進呈や正倉院文様ハンカチ、奈良市内宿泊券などの抽選を行いました。
第59回正倉院展:
花鳥背八角鏡、羊木臈纈屏風、熊鷹臈纈屏風、花氈、刀子などを出陳。鏡・染織・刀子など、華やかな天平工芸を紹介した。
出来事:
もちいどの夢CUBEが3月にプレオープン、4月に全10店舗でグランドオープン。商店街に新しい人の流れを生んだ。
正倉院展の来訪者に奈良のまちなかを楽しんでもらう企画として第1回を開催。きたまち、聖武天皇・万葉歌碑、ならまちなどを巡り、商店街や大学、美術館が連携して観光と買い物を結びました。
第58回正倉院展
勅書銅板、金光明最勝王経帙、七条刺納樹皮色袈裟、鳥毛篆書屏風などが出陳。聖武天皇・光明皇后ゆかりの信仰を伝える品が注目された。
出来事:
もちいどの夢CUBEの1期生を募集。名称も「もちいどの夢CUBE」に。平城遷都祭が始まる。のちに平城京天平祭へ発展。
